100年前にできた「河西橋」架け替えへ
(わかやま新報 抄録)
老朽化により架け替えが検討されていた、和歌山市紀の川に掛かる河西(かせい)橋の工事が本格的に始まる。架け替え工事は平成26年度に開始し、平成35年度の供用開始を目指すという。総事業費は約38億円(国55%負担)。
河西橋は大正3年に加太軽便鉄道(現南海電鉄)の鉄道橋として完成した。現在は、歩行者、自転車、バイク専用道路となり、日中は2500人以上が通行する付近住民にとって必要不可欠な紀の川横断手段になっている。一部の橋脚は石積みのままで現存し、大地震による崩落の危険性などが指摘されていた。
新橋は、現河西橋の上流側に建設され、通行対象は現在と同様に自動車を禁止する。
和歌山市道路建設課は「河西橋は車が通らず、紀の川堤防と同じ高さでつながれているので、移動も楽で生活道路として親しまれてきた」とし「安全で利便性が高い橋の架け替えを目指す」と話している。
[わかやま新報2013年8月16日掲載記事を抄録]
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2013/08/20130815_28392.html
#土木のクロニクル
投稿日時 2015-05-29 14:35:00
投稿:吉川弘道