タウシュベツ川橋梁
-上士幌町糠平湖に現存するコンクリート製アーチ橋-

タウシュベツ川橋梁【画像提供:林直樹氏】【2015年8月24日, 橋梁の北側から撮影】
北海道上士幌町(かみしほろちょう)の糠平湖に現存するコンクリート製アーチ橋。旧国鉄(旧日本国有鉄道)の士幌線に建設された橋梁群のうちの一部。

かつての国鉄士幌線のコンクリート造アーチ橋ですが、耐久性についての壮大な実大実時間実験でもある。鉄道橋としての廃線により荷重的な作用はないのですが、長年の風雨、温度変化、凍結など過酷な自然条件に曝されている。

1937年(昭和12年)竣工、1987年(昭和62年)全線廃止など長い歴史を歩んできたタウシュベツ川橋梁は、コンクリート部材の経年劣化や凍結融解など、80年余の及ぶ耐久性実験室でもあるのです。

投稿日時 2016-01-28 23:07:00

投稿:林直樹