建築と一体化した立体作品:青森県立美術館「あおもり犬」

2006年7月に開館した青森県立美術館(青森県青森市)は、白亜の外壁に看板や館名の表示はなく、県立のものとしては異色のたたずまいを魅せ、来場者を魅了する。開館7年4ヶ月で入場者数が300万人に達し、年間入場者数は東北で7年連続の首位を記録している。

美術館のシンボルとも言えるのが、このコンクリート製の「あおもり犬」で、作者は弘前市出身の画家・彫刻家でもある奈良美智(ならよしとも)氏。高さ約8.5メートルのあおもり犬は、伏し目がちなその表情に哀愁が漂い、丸い背中もどこか悲しげです。

このような巨大立体芸術作品の手助けをするのは、コンクリート技術者です。土木・建築でのコンクリート技術がデザイナー(またはクリエーターでしょうか)とのコラボレーションにより、さらにコンクリートが身近になります。

【青森県立美術館】
http://www.aomori-museum.jp/ja_mobile/blog/546.html
http://www.aomori-museum.jp/ja/

【特別企画:デザイナーズコンクリート倶楽部】
https://www.doboku-watching.com/cmsS.php?Kiji_List21




投稿日時 2018-01-01 21:42:00

投稿:吉川研究室(東京都市大学)