村山上ダムと取水塔

■村山上ダム
東京都東村山市の北側、埼玉県との境界に広がり、首都圏の水がめの一つとして羽村取水堰から多摩川の水を貯水している村山貯水池(多摩湖)を上貯水池と下貯水池に区切る西側のダムです。その歴史は古く大正13年3月竣工、大正期に作られた水道用心壁式アースダムとしては最大のものだそうです。
堤頂は二車線のやや狭い車道となっていて、車通りも多く、脚を止めるゆとりもありませんが、北岸には見晴らし台が設置され、豊かな自然や景観を求めて訪れる人々の目を楽しませています。
・起工:大正5年 ・竣工:大正13年 ・堤高:24.2m ・堤頂長:318.2m

■取水塔
ダム南岸に設置された取水塔は貯水池と同年代に建設されましたが、老朽化がひどく、煉瓦造りの基部のみそのままに、上部は改築され、その姿も変わってしまいました。
内径7.879m 高さ27.511m 取水口4個を有しています。

投稿日時 2014-04-21 13:02:00

投稿:中西健也