三陸鉄道 小本川橋梁
(世界初の鉄道専用PC斜張橋)

 三陸鉄道北リアス線にある小本川橋梁は、世界で初めて鉄道専用橋として建設されたPC斜張橋である。この橋梁は将来のPC橋の長大化のための技術開発を期待して建設されたものである。
 斜張橋は高次不静定構造物であり、コンピュータによる設計計算が必要であるが、建設当時(1979年竣工)はコンピュータ設計の黎明期であり、その面でも苦心があったとのことである。

【構造緒元】
構造形式:3径間連続PC斜張橋
橋  長:117.7m(46.35+85+46.35m)
建  設:日本鉄道建設公団(現鉄道・運輸機構)
供用開始:1984年

【参考文献】
生馬、石原:小本川橋梁建設を振り返って;プレストレストコンクリート2012.11

投稿日時 2016-08-06 16:52:00

投稿:玉井真一(鉄道・運輸機構)