岩崎運河橋梁(JR大阪環状線)
**岩崎運河橋梁(JR大阪環状線)
JR大阪環状線の大正駅の西側にある1928年に建設された橋長91mの鋼橋で、一番の特徴は両端に角度がなく全体が長方形で斜材がX字形につながっている、複線下路ダブルワーレントラス構造である。
本橋は高さを揃えた並行弦トラスで、端材も垂直である。よって、四角い籠のように見え、きわめて無骨な外形である。桁の天端の巨大さに加えて、たくさんのリベットで部材を接合しているのも壮観である。環状外回り電車から橋梁の断面を見ると、X字の斜材の上半分には横方向のX字の補強材があって、横から見るのと全然違って幾何学的な美しさが際立つようである。
【引用・参考資料】
歴史的鋼橋検索 https://kanenohashi.com/index.php?act=detl&id=798&page=0
The fool on the web https://foolontheweb.net/node/578
関西の公共事業・土木遺産探訪 http://dobokuisan.starfree.jp/127_kidugawa-iwasakiunga/kidugawa-iwasakiunga.html
投稿日時 2023-04-25 07:05:08
投稿:齊藤準平(日本大学理工学部交通システム工学科)