総武線隅田川橋梁は、日本初のランガー桁が採用された橋梁である

 隅田川橋梁(すみだがわきょうりょう)は、隅田川(東京都台東区~墨田区)に架かる鉄道橋で、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央・総武緩行線(総武本線の支線)を通している。
 総武本線を両国駅から御茶ノ水駅まで延長するために隅田川に架けられた橋で、両国駅と浅草橋駅の間に位置している。
 上部構造は3径間で隅田川を渡り、連続プレートガーダーのうち側径間(1径間目・3径間目)にヒンジを設けたゲルバー桁を基本としている。さらに、中央径間にはアーチ部材を組み合わせたランガー桁を採用し、本橋の外観上の特徴となっている。
 ランガー桁は、桁とアーチの双方で荷重を支える補剛アーチ形式の一つで、日本では本橋に初めて採用された。

 種別:鋼鉄道橋、線数:複線
 形式:3径間ゲルバー下路式ランガー桁
 橋長:172m、支間:38m+96m+38m
 着工:1931年2月、竣工:1932年3月(昭和7年)
 施主:鉄道省
 橋梁設計:田中 豊
 橋桁製作:横河橋梁製作所

【写真】令和2年1月3日(投稿者が撮影)
#ぶらりインフラ探訪記

【出典等】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/隅田川橋梁(総武本線)
(2020年1月12日15:30(日本時間)現在での最新版取得)

投稿日時 2020-01-23 11:36:00

投稿:佐藤祐明