言問橋は、直線が美しい橋梁である
言問橋(ことといばし)は、隅田川にかかる橋梁で、1923年(大正12年)9月に発生した関東大震災の復興事業として復興局により建設され、国道6号・東京都道319号環状三号線(言問通り)を通す。
復興局により建設された、隅田川六橋(相生橋、永代橋、清洲橋、蔵前橋、駒形橋、言問橋)は、地形の制約が無い限り景観を考慮して鋼構造が路面よりも低い上路形式を採用した。
言問橋は、両国橋や大阪の天満橋と並んで三大ゲルバー橋と呼ばれた。川端康成は小説『浅草紅団』の中で、その直線的で力強いデザインを曲線的で優美な清洲橋と対比させ、「ゆるやかな弧線に膨らんでいるが、隅田川の新しい六大橋のうちで、清洲橋が曲線の美しさとすれば、言問橋は直線の美しさなのだ。」と記している。
構造形式:三径間ゲルバー鈑桁橋
橋長:238.7m、幅員:22.0m
着工:大正14年5月11日、竣工:昭和3年2月10日
施工主体:復興局
設計:岩切良助
橋桁製作:横河橋梁製作所
【写真】令和2年1月3日(投稿者が撮影)
#ぶらりインフラ探訪記
【参考文献等】
言問橋:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/言問橋
(2020年1月3日21:30(日本時間)現在での最新版を取得)
投稿日時 2020-01-05 22:20:00
投稿:佐藤祐明