東武伊勢崎線の隅田川橋梁(田中豊 設計)
隅田川橋梁は、隅田川に架かる鉄道橋で、東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)を通している。
形式は中路カンチレバーワーレントラス、鋼材重量910(重量トン)、橋長166mの鉄道橋梁である。
隅田川河畔の景観に配慮するためと、車窓からの隅田川の眺めを考慮して、高いトラス橋にせず、架線柱に曲線のデザインが取り入れられた。
〇諸元
・構造形式:複線中路カンチレバーワーレントラス(3径間)
・橋長:166m
・着工:昭和2年、竣工:昭和6年5月25日
・施工主体:東武鉄道
・橋梁設計:田中 豊
・橋桁製作:横河橋梁製作所
【参考文献等】
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』隅田川橋梁(東武伊勢崎線)(2019年5月11日22:00(日本時間)現在での最新版を取得)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%85%E7%94%B0%E5%B7%9D%E6%A9%8B%E6%A2%81_(%E6%9D%B1%E6%AD%A6%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E5%B4%8E%E7%B7%9A)
【写真】1枚目東武伊勢崎線の隅田川橋梁、2枚目隅田川左岸の東武伊勢崎線高架橋(2019年4月13日投稿者が撮影)
田中豊先生の設計とあり、デザイン性の高さから太平洋戦争後間もなく進駐軍から設計図の提出を求められたという逸話が残されている。また、隅田川左岸の高架橋は単純な部材をリベットで接合しており、複雑で手間は掛るが軽量で省資源な構造となっており、設計・施工技術の高さを物語っている。
#ぶらりインフラ探訪記
投稿日時 2019-05-14 11:24:00
投稿:佐藤祐明