京成本線荒川橋梁と綾瀬川橋梁
京成本線荒川橋梁と綾瀬川橋梁は、京成電鉄本線の京成関屋駅(東京都足立区)と堀切菖蒲園駅(東京都葛飾区)の間の荒川(荒川放水路)と綾瀬川に架かる鉄道橋である。
〇概要
・荒川橋梁は全長446.99mで、両端が6スパンの単線上路式プレートガーター橋、中間が3スパン最大支間長61.0mの複線下路式曲弦ワーレントラス橋である(完成1931年(昭和6年))。
・綾瀬川橋梁は全長30.5mで、両端が1スパンの単線上路式プレートガーター橋、中間が1スパンの複線下路式平行弦ワーレントラス橋である(完成1931年(昭和6年))。
〇架け替え工事計画
高度成長期の地下水の過剰なくみ上げによる広域的な地盤沈下で低くなった堤防は、嵩上げされてきたが、橋梁部は橋梁自体が支障となって嵩上げができなかったため、この付近の堤防は周辺の堤防に比べて最大約3.7mの段差がある。
荒川における治水対策上の大きな問題となっているため、荒川橋梁及び綾瀬川橋梁部の架替え工事が計画されている。
【参考文献等】
荒川橋梁(京成本線):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(2019年5月11日12:00(日本時間)現在での最新版を取得)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E5%B7%9D%E6%A9%8B%E6%A2%81_(%E4%BA%AC%E6%88%90%E6%9C%AC%E7%B7%9A)
【写真】1枚目荒川橋梁、2枚目綾瀬川橋梁(2019年5月2日投稿者が撮影)
京成本線荒川橋梁と綾瀬川橋梁は、今年、米寿(88才)を迎える、趣のあるトラス橋である。架替え工事完了まで、もうしばらく現役として鉄道利用者を支えて頂くことになる。
#ぶらりインフラ探訪記
投稿日時 2019-05-12 17:56:00
投稿:佐藤祐明