鬼怒川の勝瓜頭首工
勝瓜頭首工は、栃木・茨城の両県にまたがる9,400haの受益地をもつ鬼怒川の頭首工で、栃木県真岡市勝瓜地先に設けられたものである。工事は昭和43年2月に開始し、昭和44年8月に竣功した。
旧事業で造成された農業用水利施設は、供用開始から約40年が経過し、老朽化が進んでおり、勝瓜頭首工については、平成18年12月26日の季節外れの豪雨に伴う河川増水のため、可動堰の下流側の護床工(河床の洗掘を防止するための工作物)下部が洗掘され、壊れて沈下した。そこで、勝瓜頭首工及びゲート設備等の改修を行い、施設機能の回復を図られた。
〇主要諸元
型式:直線溢流式、コンクリート(フローティングタイプ)
セキ高:2.05m(EL=74.900m)
セキ長:固定部170.52m、可動部155.73m
取水量18.950m3/s
【参考文献等】関東農政局ホームページ
http://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kokuei/tonecho/dayori/47/4.html
http://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kokuei/kinugawa/kinugawananbu01.html
http://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kokuei/kinugawa/kinugawananbu03_2.html
【写真】平成30年12月投稿者が撮影
写真1は勝瓜頭首工全景
写真2は頭首工下流の護床工
投稿日時 2019-01-03 11:44:00
投稿:佐藤祐明