鶴見川流域は、人口増加や資産の集中などの急速な都市化に伴い、雨水を浸透させたり一時的に保水する機能が減少し、洪水被害に対する安全性の確保が難しくなってきたため、平成元年に策定した「鶴見川新流域整備計画」に基づき、流域の保水対策を行うことを前提として、河道の整備と、河川沿いに新たに遊水地を設けることにより、約60mm/hr(10年に1回規模)の降雨にも対応できる総合的な治水対策を進めてきました。
この対策のひとつとして、「川和遊水地」の整備に取り組み、平成20年3月に完成しました。
「川和遊水地」は、横浜市営地下鉄グリーンライン川和車両基地の地下を利用することにより、河川環境への影響を最小限にとどめ、事業効果の早期発現を図ることができました。
【施設規模】
・貯水容量:12万㎥
・面 積:2.6ha
・幅 :20m~90m
・長 さ:380m
・高 さ:6.0m~6.5m
※ 神奈川県では、河川や水害に対する県民の皆様の理解を深めることを目的として、川和遊水地の施設見学を受け付けています。
受付はこちら⇒http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f617/p1094868.html