風の吊り橋、いかにも風に吹かれて揺れそうな名前ですが、背後の丹沢の山並み、水無川の深い谷地形にも負けないどっしりとした吊り橋です。橋の長さは267m、塔の高さは河原からだと約50mの高さでそびえ立っています。橋桁は鋼製ですが塔はコンクリート製で、その表面は全面に石貼りのような化粧が施され、いかにも公園内の橋という景観を醸し出しています。
桜が咲くころや紅葉、クリスマス時期の夜にはライトアップされ、吊り橋全体が夕闇に浮かび上がります。この時期には近隣から多くの観光客が訪れ賑わっています。平成9年(1997年)に完成したこの橋ももう20年になるんですね。いつまでも残って欲しい橋です。