相模川総合開発事業では、城山(標高375.3m)山麓(相模原市緑区城山地先)の相模川本川に城山ダム(重力式コンクリートダム)を築造し、利水容量5120万m3の城山貯水池(津久井湖)を造っています。これにより、相模川の豊水期に余剰水を貯留し、上水道用水、工業用水に対し、新規に毎秒15.00 m3(日量129.6万m3)の用水を得て、神奈川県、横浜市、川崎市及び横須賀市の各水道に供給しています。
加えて、城山発電所及び本沢ダムを築造して本沢調整池(城山湖)を造り、最大25万kWの揚水発電を行い、また洪水時には、計画洪水量(確率50年)毎秒4100 m3を毎秒3000 m3に調節して流下させることにより、下流の洪水災害を軽減しようとするものです。
【写真提供:神奈川県企業庁】
☆城山ダムの概要:
・ダム位置:神奈川県相模原市緑区
・形 式:重力式コンクリートダム
・高 さ:75m
・長 さ:260m
・越流頂:標高104m(2門)、標高108m(4門)
・ゲートの種類:ラジアルゲート
・堤体容積:36.2万m3
【出典:リーフレット 城山ダム相模川総合開発事業(神奈川県企業庁相模川水系ダム管理事務所)】
【写真提供:神奈川県企業庁】
【相模川水系ダム管理事務所(城山ダム) 公式HP】
http://www.pref.kanagawa.jp/div/3010/