西湘バイパス 小田原ブルーウェイブリッジ (神奈川県小田原市)

2017-03-13

  • 交通施設
  • 橋梁・高架橋・人道橋

 小田原ブルーウェイブリッジは、小田原港の上に架かる世界初のPCエクストラドーズド橋。船の航路を確保しなければならなかったため、桁橋や斜張橋では構造的/経済的難点があることから、エクストラドーズド橋という中間の形式が採用された。1994年に土木学会田中賞、PC技術協会賞、1998年にFIP賞を受賞している。
・橋梁形式:3径間連続PCエクストラドーズド橋
・橋長:270m
・中央支間:122m
・竣工:1994年

◆One Point Advice:エクストラドーズド橋と斜張橋の比較
・抵抗機構:エクストラドーズド橋は主に主桁で抵抗し、斜張橋は斜めに緊張したPC鋼線で抵抗する。
・適用支間長:エクストラドーズド橋は片持ち架設で100~200mであり、斜張橋では100~250mである。
・耐風安定性/耐震性:エクストラドーズド橋は、斜張橋と比較して主塔が低いことから、耐風安定性に優れる。耐震性については両者の違いはない。
【参考資料:三井住友建設 橋ガール】http://www.smcon.co.jp/hashi-girl/2013/04/19/273/

木村健太郎

写真投稿

写真投稿は、こちらから受付けています。