羽田空港 D滑走路
(A滑走路への進入時に窓から撮影しました!)

 福岡空港からの羽田空港への帰路、A滑走路への進入時に、丁度右側にD滑走路の南側を通過することになりました。運よく窓側の席にてD滑走路が良く見え、シャッターを切りました。進入に従って5枚ほどカメラに収めることができ、そのうち2枚を掲載しました。
 よく知られているようにD滑走路の南端部は桟橋方式を採用していますが、画像から分かるように、鋼製ジャケットの一部を目視することができ、滑走路が海面より上がっていることが分かります。

【以下、三菱重工技法より引用】http://www.mhi.co.jp/technology/review/pdf/481/481030.pdf
 D滑走路は多摩川の河口付近に位置することから周辺への環境影響を最小限とするため、流域に掛かる範囲(滑走路全体の 1/3,52 万㎡)、および連絡誘導路部は通水性を確保した鋼製ジャケット 238 基から成る桟橋構造となっている。
 要求仕様である設計耐用年数 100 年に対して、航空機の離着陸の繰り返し荷重載荷に対する耐久性の確保並びに腐食環境の厳しい海洋における重防食仕様の選定が重要課題であった。
 現地工程は、24時間365日作業を前提に3年半と短く、製品自体の安定的な品質確保と大量の鋼製ジャケットを遅滞なく連続出荷する工場生産体制の構築、現空港供用中の制約条件下での効率的な現地架設工法の選定が必須条件であった。

投稿日時 2017-10-01 22:38:00

投稿:Hiro Yoshikawa: Tokyo City University