PC-壁体によるスノーシェッド山側擁壁の施工(宮城県と山形県を繋ぐ国道48号)

 PC-壁体は、角形断面プレストレストコンクリートパイルを連続して壁状に設置することにより、壁高9m程度までの自立式道路擁壁や河川護岸等を最小用地幅で短工期かつ経済的に構築する工法です。
 場所は宮城県と山形県を繋ぐ国道48号線の作並地区。老朽化した擁壁の改修工事で、雪崩の多発する地域だったため、従来工法であるL型擁壁+杭基礎工法では、擁壁を立ち上げるまでに越冬する可能性がありました。そこで、工期短縮が可能で、限られた敷地内での施工を可能とするPC-壁体が採用されました。
 現場は岩盤層のため、プレボーリング工法で施工を行いました。三点支持式杭打機による先行削孔を行い、セメントミルクを注入し均一な柱上の改良体を築造した中に、PC-壁体を挿入し自重により所定深度まで沈設する工法です。

【PC-壁体 Precast concrete Wall】https://www.ncic.co.jp/products/pcwall/
【PC-壁体 施工方法】https://pc-walls.com/method/
【PC-壁体 製品規格】https://pc-walls.com/product/

投稿日時 2016-11-21 18:58:00

投稿:日本コンクリート工業株式会社 PC壁体・擁壁営業部