渋谷地下要塞-高さ7mの貯留槽に4000tの雨水をためることができる
渋谷駅ターミナルの周辺では大規模な再開発工事が行われている。渋谷の地はすり鉢形の地形にあり、その最も低い場所にあるのが渋谷駅。局地的な豪雨に備え、1時間あたり50ミリを超える雨が降った際に4,000トンの雨水を一時的にためることができる計画になっている。
貯留槽の真上にはJRと東京メトロ銀座線の地上駅、副都心線、東横線の駅を結び、乗り換えの効率化を図る東口地下広場がある。広場は約1,600平方メートル。昨年8月末には駅下に流れる渋谷川を東側に移設する工事が完了した。
東急電鉄渋谷開発一部の梁田久美子さんは「渋谷のより良い街づくりに貢献し、駅を安全安心に利用していただけるように努めていきたい」と話した。2019年には約230mの高層ビルが開業する。新しいランドマークとして生まれ変わる渋谷駅の土台部分で、基盤となる工事が着々と進んでいる。
【2016年9月18日読売新聞(稲垣政則氏)記載文から抜粋】
【画像提供:読売新聞社/2016年9月18日掲載画像】
投稿日時 2016-09-27 17:31:00
投稿:吉川研究室(東京都市大学)