トンネル式下水処理場
(大分県佐伯市 鶴見浄化センター)
狭隘な地形の山間部や、前面が海に面して後背地に山が迫っている地域では、処理場の建設に必要な用地の確保が難しい。このような地区にも処理場を建設することができるように開発されたのがトンネル式下水処理場です。
これは主要な水処理施設などをトンネル内に収容する方式で、通常の処理場に比べて、
①管理棟や機械棟は人間の作業環境を考慮して、原則としてトンネル外部に設けるが、そのスペースは通常の処理場面積と比較して約3分の1程度、
②汎用性の高い掘削機械の活用ができ、既に確立された掘削技術の利用が可能、
③一般にトンネル内に設ける施設には、基礎や覆蓋を考慮する必要がない、
等の特長があります。
島根県鹿島町(現松江市)のクリーンセンター鹿島や大分県鶴見町(現佐伯市)の鶴見浄化センターなどで採用されています。(写真は、鶴見浄化センター)
【日本下水道事業団】
http://www.jswa.go.jp/index.html
投稿日時 2017-08-22 17:03:00
投稿:日本下水道事業団