東北新幹線三本木原トンネル
(青森県)

 青森県八戸駅―新青森駅を結ぶ約82kmの区間中、六戸町大字折茂字沖山から十和田市大沢田字鍋久保までの全長4,280mのトンネル。流砂を伴う未固結砂質土層と軟弱な粘性土層との互層であったため、切羽安定対策に多くの労力を要していた。

 そこで、鉄道・運輸機構が主体となり、熊谷組JVが協力して、新しいトンネル施工技術「SENS(センス)」を開発し、約3,000mに採用し工期内に無事完成した。
 SENSは、シールド工法で切羽の安定を保ちながら掘削を進め、場所打ちコンクリートライニング工法による一次支保で早期閉合し、NATM同様に地山の変位収束後に覆工コンクリートを打設することでトンネルを完成させる工法。
なお、SENSは、2006年度「土木学会技術賞」ならびに第37回「日本産業技術大賞審査員会特別賞」を受賞した。

【熊谷組ホームページ】
http://www.kumagaigumi.co.jp/tech/tech_s/doboku/d_sl_11.html
http://www.kumagaigumi.co.jp/news/2008/fo_080425_1.html

投稿日時 2016-02-23 21:38:00

投稿:株式会社 熊谷組