涌波トンネル(石川県)

涌波(わくなみ)トンネルは本線のめがねトンネルの上部に連絡道トンネルがあるという全国的にも例の無い三つ目形状である。地上部は住宅地となっておりトンネルから地上までの土被りは最小で約12mと薄く、本線トンネルと連絡道トンネルの離れも3~12mとなっている。

こうした条件下で、地表面沈下の抑制、切羽作業の安全向上、またコストの縮減を図るため、熊谷組はPSS-Arch工法を開発し採用された。同工法はめがねトンネルの中に央導坑を利用し、本坑の掘削前に刃口とウォータージェットによる非回転式の曲線推進によって鋼管支保工を挿入する工法である。

【熊谷組ホームページ】
 http://www.kumagaigumi.co.jp/tech/works/transport/tra12.html
 http://www.kumagaigumi.co.jp/press/2003/pr_030618.html

投稿日時 2016-02-06 23:05:00

投稿:株式会社 熊谷組