九州新幹線 大野川橋梁

 大野川橋梁は、熊本県宇城市を流れる2級河川大野川に架かる、九州新幹線鹿児島ルートの4径間連続PCエクストラドーズド橋である。
 新幹線が大野川と斜角30度で交差しているため、主桁に対して、河川内の小判型橋脚が30度回転している。主桁に対するねじりの影響を低減するために、コーベル構造(橋脚の梁の端部から載荷点までの距離と、端部での断面高さの比が1以下の構造)を採用している。2009年度、PC技術協会賞(作品部門)受賞。

構造諸元
・橋梁形式:4径間連続PCエクストラドーズド橋
・橋長:286m
・幅員:12.4m
・主塔高:15m
・発注:鉄道建設・運輸施設整備支援機構
・竣工:2009年8月

投稿日時 2015-11-14 19:19:00

投稿:木村健太郎