阪神高速ピルツ橋脚の倒壊と再構築:兵庫県南部地震後の復興事例#2
☆阪神高速ピルツ橋脚の倒壊と再構築:兵庫県南部地震後の復興事例#2
兵庫県南部地震では、阪神高速道路全線のうち3号神戸線にて倒壊/落橋など甚大な地震被害を受けた。地震直後からの精力的な復旧作業により、平成8年9月(1996年9月)に全線復旧開通し、これは数えて623日にて復旧を果たしことになる。ただし、道路高架橋の構造形式としては、当初のピルツ形式は採用されなかった。
☆ピルツ構造とは:
ピルツ橋脚とは上部桁と橋脚が一体構造となり、その形状がきのこ(=ピルツ/ドイツ語)に似ていることからこのように呼ばれている。1969年に竣工したこの道路橋は兵庫県南部地震にて、17基がほぼ一体となって倒壊した。この衝撃な倒壊の様子は、直ちに海外にも報道され、阪神・淡路大震災の象徴的な被害として、全世界の耳目を集めた。
☆参考WEBサイト
【CTCの科学・工学系情報サイトengineering-eye: 鉄筋コンクリート構造物の耐震設計講座/地震被害に学ぶ】
https://www.engineering-eye.com/rpt/w012_yoshikawa/pdf/yoshikawa_ta_opa04.pdf
【阪神大震災被害調査報告書 土木構造物編 (第1報)発行者:鴻池組】
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/directory/eqb/book/11-247-1/index.html
3道路・鉄の被害3.2橋脚の被害状況
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/directory/eqb/book/11-247-1/html/pdf/32-43.pdf
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/directory/eqb/book/11-247-1/html/pdf/44-55.pdf
投稿日時 2015-08-09 22:22:00
投稿:吉川研究室(東京都市大学)