富山県 横江頭首工
(常東・常西合口用水)
【富山県庁HPのPDFより抜粋】
https://www.pref.toyama.jp/documents/6366/00801767.pdf
https://www.pref.toyama.jp/1602/sangyou/nourinsuisan/nousangyoson/kj00001467/kj00001467-006-01.html
常願寺川(じょうがんじがわ)は、世界でも有数の急流河川として知られ、農業用水は、洪水のたびに大量の土砂や流木が流れてきて取水口が被害を受け、安定して取水できず水争いもおきていました。明治時代に富山県を訪れたオランダ人技術者ヨハネス・デ・レーケの指導を受けて、洪水の被害を受けず安定して取水できるよう、明治26年(1893)に常願寺川左岸(常西)の用水の取り入れ口をひとつにまとめる「合口化(ごうくちか)」が行われました。昭和31年(1956)には右岸側(常東)の合口と合わせ、常願寺川から取水する横江頭首工(よこえとうしゅこう)が完成しました。今の横江頭首工は平成20年(2008)に改修された新しい頭首工です。
横江頭首工から取り入れた水は、常東・常西合口用水を通って富山市、立山市、舟橋村の約7,900ヘクタールの田畑をうるおしています。
常西用水は、農業用水だけでなく、水力発電や上水道に使われています。
・構造諸元:土砂吐水門:20m×5m×1門、洪水吐水門:40m×3m×1門、堤高:14.1m、堤頂:144.3m、最大取水:18.89m3/秒
【画像提供】富山県 土木部建設技術企画課, 観光・地域振興局観光課
【富山県観光公式サイト:とやま観光ナビ】http://www.info-toyama.com/doc/loculture/
#土木の原風景
投稿日時 2015-01-07 17:35:00
投稿:吉川研究室(東京都市大学)