ハイパーカミオカンデ -完成した本体空洞ドーム部(直径69m, 高さ21m)-
☆☆ハイパーカミオカンデ -完成した本体空洞ドーム部-
岐阜県飛騨市神岡町の地下で進められているハイパーカミオカンデ実験の建設において、2023年10月3日に本体空洞の上部ドーム部分(直径69m, 高さ21m)が完成しました。
ハイパーカミオカンデ計画は2020年に開始し、2021年5月のトンネル掘削を皮切りに順調に建設作業を進め、2022年11月から本体空洞の掘削を開始し、岩盤の安定性を確保しながらドーム部の空間を徐々に広げる作業を行ってきました。現在はドーム部掘削に続き、さらに下の円筒部の掘削を開始しています。円筒部分は直径69m、高さ73mでドーム部と合わせると地下の人工空洞としては世界最大規模の大空間となります。今後2024年に円筒水槽部の掘削を進め、2025年に水槽ライナーの建設を行います。2026年には光センサーなど水槽内の機器を取り付け、2027年に運転を開始する予定です。
☆プロジェクト報告:
全体 https://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/hk/report/
2023年10月11日ニュース https://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/news/detail/1299/
☆写真提供: 東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設
#ハイパーカミオカンデ
#ワクワクしなきゃ土木じゃない #ドキドキしなきゃ土木じゃない
投稿日時 2024-09-20 18:30:31
投稿:吉川弘道(東京都市大学 名誉教授)