九州の近代土木遺産:‐上椎葉ダム‐

九州の近代土木遺産
上椎葉ダム(かみしいばだむ)

・市区町村:宮崎県椎葉村
・完成年:昭和30年
・形式:アーチダム
・諸元:堤頂長341m、堤高110m

(評価情報)
背景:終戦を境に激減した日本の電力需要は、産業復興により急増し、本格的な復興に向けて電源開発は日本にとって急務だった。
目的:本ダムは、大調整能力を持つ水力発電用ダムとして、日本初の大規模アーチ式ダムである。
効果:戦後復興期に急増する九州の電力需要を支えるうえで大きな役割を果たしており、64年経った現在でもその役割を果たしている。
年代:1955年(昭和30年)運用開始
場所:宮崎県の中部に位置する耳川水系には、当社の7つの発電所が開発されており、本ダムは耳川の最上流に設置している。
歴史:ダム開発構想は、技術的に信頼でき実績のあった重力式コンクリートダムであった。米国の海外技術顧問団(O・C・I)に開発構想計画を打診し、2年間にわたる応力解析、5年余りの歳月と述べ500万人の労力を費やして完成した。
管理者・所有権:九州電力株式会社

【土木学会西部支部事務局HPより引用】
https://www.jsce.or.jp/branch/seibu/05_heritage/r1_kamishiba.html

#近代土木遺産 #アーチダム

投稿日時 2024-06-28 18:08:01

投稿:土木学会 西部支部