☆★☆常磐橋は近代的石橋の先駆けである ☆★☆
常磐橋は、天正18年(1590)に架けられたといわれる。明治10年(1877)に小石川門の石垣を一部に使い、木橋から石橋に改架された。
洋風の笠が付いた八角形の灯籠風親柱(大理石)や意匠性の高い手摺柵など、文明開化の様相を今に伝える希少な石橋で、近代的石造橋の先駆けである。
関東大震災で大きな被害を受け、昭和8年(1933)に常盤橋公園が開園し、昭和9年(1934)に常磐橋の修復が行われた。
再び東日本大震災により、大きな被害を受け、アーチ輪石の変形や路面の陥没などにより崩落の危険が生じ、平成23年(2011)に修復工事を開始、約9年の修復工事の末、2021年5月10日に通行可能になった。
橋上の歩道は安山岩、車道は花崗岩の敷石され、歩道と車道が分離された日本初の橋である。
*** By Hiroaki Satou***
【写真】令和5年11月12日、19日投稿者撮影
#ぶらりインフラ探訪記 #舟遊びみづは
【参考】
ひとりで東京歴史めぐり
https://taichi-tokyo.com/tokiwabashimon/
中央区を、知る
https://www.city.chuo.lg.jp/a0052/bunkakankou/rekishi/kunibunkazai/041221.html
投稿日時 2023-11-21 22:20:47
投稿:佐藤祐明