パリ エッフェル塔の威容と繊細さ: エッフェル塔のフォルムは、“風”が創造した(Gustave Eiffel)

*パリ エッフェル塔の威容と繊細さ
ナショナルジオグラフィックのWeb記事をもとに、箇条書きに整理しました(AIは、使っていません。投稿者が要約しました)。
・設計者ギュスターブ・エッフェルは、なぜこれほど美しい構造物を生み出すことができたのだろうか。その答えは彼自身の言葉の中に見つけることができる。「エッフェル塔のフォルムは、“風”が創造した」。
・実業家であり技術者であったエッフェルは、(それまで)橋梁や駅舎などを次々と建設、その名を広く知られるようになる。
・1889年のパリ万国博覧会の開催が決定すると、主催者はシャン・ド・マルス公園のかたわらに高くそびえる記念碑を建造する計画をぶち上げる。
・エッフェルが交わした契約書には、高さ300mの世界で最も高い建造物という条件が記載されている。当時の構造技術を駆使しても、300mの塔が強風に耐えられるデザインは至難の業。
・エッフェルは、2つの解決策を見出す。
1(三角形状を組み合わせた)レース状のトラス構造を採用し、風圧荷重を極力減らす。
2曲線的な尖塔構造によって、風圧荷重と塔の重量を地面へと安全に逃がす。
垂直方向の各部材は、あたかも地面から突然現れ、風の作用に即して曲線を描いた後、尖頭部で1つに結集する
・パリ万博の呼び物として建設されたエッフェル塔は、その後幾度となく解体の危機にさらされたが、辛うじて免れ、現在に至っている。エッフェル塔が存在しないパリなど、誰が想像できるだろうか。

☆出典:『エッフェル塔 竣工125周年』ナショナルジオグラフィックNATIONAL GEOGRAPHIC:
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9087/
2014.04.07

【写真:2023年9月25日*投稿者撮影】 #土木好きかも

投稿日時 2023-10-01 09:41:07

投稿:吉川弘道