☆ハイパーカミオカンデ速報（2022.07.25）：
トンネル掘削が空洞ドーム中心部に到達

　2027年（令和9年）実験開始を予定し、現在工事中のハイパーカミオカンデ建設において、トンネル掘削が進み、2022年6月23日に空洞ドームの中心部に到達した。今後ここを中心としてドームが掘削される計画（画像１）。
　赤白の棒が立っている場所がちょうど空洞ドームの中心にあたる（画像２）。左側に黒っぽく見えているのが2020年に掘削された地質調査のためのトンネルで、ハイパーカミオカンデ建設用のトンネルとドーム中心部分で接続されました。
　この写真でもだいぶ人が小さく見えるが、ここでの天井の高さはおよそ9m、幅も9mほどだ。完成したハイパーカミオカンデのドーム部だけで高さ21m直径69mとなので、高さは2倍以上、幅は7倍以上と大変大きな空洞となる予定である。

【画像提供】東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設
ギャラリー：ハイパーカミオカンデ　http://www.hyper-k.org/gallery.html
(c) Kamioka Observatory， ICRR(Institute for Cosmic Ray Research)， The University of Tokyo

【International Website: HYPER-KAMIOKANDE】https://www.hyperk.org/