世界初の道鉄併用橋・ハイレベルブリッジ(英国)
**世界初の道鉄併用橋・ハイレベルブリッジ(英国)
ハイレベルブリッジは、ニューカッスルのタイン川に1849年に架けられた支間38.1mの鋼橋です。ニューカッスルの市街地はタイン川で削られた平地部の上の丘にあり、町と町を結ぶには、ハイレベルな高さに橋を架ける必要があったことが、橋の名の所以です。
構造はローゼアーチで、設計はロバート スティーブンソンです。材料は、アーチリブは鋳鉄製、吊材は錬鉄製となっています。引張に対してもろい鋳鉄をアーチリブのみに使っているのは合理的です。鋼材重量は5500トンで、見た目にも重量感があります。
世界初の道鉄併用橋で、アーチの上下路に走行部があるという、オンリーワンな構造形態がこの時代に作り出されているというのは驚異的です。
2014年9月、英国の橋梁を訪ね歩き、撮影した時のベストショット画像です。
【引用・参考資料:はしのたね】
http://kyoryoenji.blogspot.com/2017/12/blog-post_8.html
投稿日時 2022-03-19 16:34:00
投稿:齊藤 準平 (日本大学理工学部交通システム工学科)