☆☆ニューマチックケーソン工法 -vol1:概要と歴史-

☆概要:
ニューマチックケーソン工法(Pneumatic Caisson Method)は、鉄筋コンクリート製のケーソンの下部に作業室を設け、圧縮空気を送り込んで作業室内の地下水を排除し、ケーソンショベルにより土砂を掘削、排出しながらケーソンを沈下させ、所定の深さに到達させる工法です。
写真1は工事中の施工設備を示し、写真2は、完成した構造物、”いろは呑龍ポンプ場(京都府)”(鉄筋コンクリート製のポンプ場)で、いずれも3次元CGを駆使しています。
【ニューマチック工法:オリエンタル白石(株)】
https://www.orsc.co.jp/tec/con03.html

☆歴史:
 ニューマチックケーソン工法はフランスで発明され、1841年に初めて工事に用いられました。日本では、関東大震災の復興事業において隅田川の橋梁基礎工事のために同工法が導入され、以来、橋梁や建造物の基礎、立坑、ポンプ所、調節池、トンネルなど、深い地下空間の築造工法として用いられています。
【ニューマチック工法の歴史:オリエンタル白石(株)】
https://www.orsc.co.jp/tec/newm_v2/ncon02.html#03

投稿日時 2022-02-03 12:35:00

投稿:オリエンタル白石(株)