小さな渓谷に建つ世界で最初の鉄の橋「コールブルックデール橋(アイアン・ブリッジ)」(英国)
世界で最初の鉄の橋「コールブルックデール橋(アイアンブリッジ)」は1781年に開通した全長約60mの橋である。3つの部分から構成されており、左岸側の小さな石造りアーチ橋、右岸側の小さな2つの鉄のアーチ橋、そして最も有名な中央部の全鉄製半円アーチ橋である。このアーチ橋は、橋長30.6m、幅7.5m、橋高約12mという大きさである。約200年以上の時を経て今も当時と変わらぬ姿を残している。
イギリス、セバーン川に架かる橋である。近傍に鉱山があり、鉄を溶解するための燃料となる木々があり、そして川は火を起こすための水車を回す水力を生み出し、製品の安価な輸送を可能とした。そのためこの地は、アイアンブリッジが建設された18世紀末には世界一の規模を有する製鉄所の街となった。製鉄業発祥の地、つまりイギリス産業革命発祥の地であり、1986年に世界遺産に登録された。
【引用・参考資料:建設コンサルタント協会ホームページ】
https://www.jcca.or.jp/dobokuisan/world/northeurope/iron.html
投稿日時 2021-10-25 10:53:00
投稿:齊藤準平(日本大学理工学部交通システム工学)