J-POWER 松島火力発電所
(わが国初の輸入炭による大型石炭専焼火力)
電源開発 松島火力発電所(最大出力:100万kW、昭和56年運転開始)は、石油代替エネルギー政策に呼応して、わが国で最初の輸入炭による大型石炭専焼火力として長崎県の小島に建設された。
松島火力発電所は、その後の多くの石炭火力発電所新設への先駆的役割を果たした。その計画、設計および施工についての特色は次の事項などである。
① 専用港湾として、対象船型6万重量トン級および5,000重量トン級バースをそれぞれ1、補助バースとして2,000重量トン級2バース、外郭施設として延長600mの防波堤を設置した。
② 発電所構造物のレイアウトは、地下の石炭採掘による古洞の分布状態と荷重レベルに対応した配置とし、陥没や不等沈下による事故発生の防止を図った。
③ 復水器冷却水は、漁場保全上、高波浪の外海側から取水し、静穏な港内に放水している。
なお、松島火力発電所の建設は、昭和56年度の土木学会技術賞を受賞している。
1号機運転開始:昭和56年1月
2号機運転開始:昭和56年6月
【関連ホームページ】
http://www.jpower.co.jp/bs/karyoku/ichiran.html
投稿日時 2014-01-08 14:56:00
投稿:仲田貞夫(J-POWER)