瀬戸大橋開通記念硬貨

 本州四国連絡橋児島・坂出ルート(瀬戸大橋)は、壮大な長大橋が連なり、さながら橋梁工学の実大展示館でもある。この瀬戸大橋に林立する長大橋群を刻印した開通記念500円硬貨が1988年(昭和63年)に発行されたが、覚えているでしょうか。このような記念硬貨の発行は、瀬戸大橋の完成が国家的慶事として大歓迎されたことを物語っている。
 さて、この500円記念硬貨に目を凝らすと、下津井瀬戸大橋の遥か遠方の四国側には、2つの斜張橋の主塔4基をも捉えられていることが分かる。競うが如く連なる長大橋梁は夥(おびただ)しい交通荷重にじっと耐え、燦として輝いている。24時間365日休む間もなく稼働し、既に30年を経過しています。

【画像提供】
1:PIXTA
2:橋梁写真家/依田正広氏

【Yahoo!ニュース:土木原風景となるとき(3)】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181229-00010003-wordleaf-cul

投稿日時 2019-04-17 17:29:00

投稿:吉川弘道