江戸幕府の土木技術者 -伊奈忠治と小貝川の福岡堰-
小貝川の福岡堰(ふくおかぜき)は茨城県つくばみらい市北山にある堰で、岡堰、豊田堰とともに三大堰の一つである。
福岡堰の始まりは、1625年(寛永2年)に江戸幕府の関東郡代伊奈忠治により、灌漑用水として建設された堰である。当初は山田沼堰と呼ばれ、1722年(享保7年)に福岡地内(現在の北山)に改設し、福岡堰となった。
1886年(明治19年)に木造、1923年(大正12年)に鉄筋コンクリートに改築し、小貝川の流量増大と老朽化のため、1971年(昭和46年)に再度改築された。
貯水量は275万tで、現在も下流域の水田の用水源となっている。
小貝川と堰の間を流れる用水の堤には、1.8km、約550本もの桜(ソメイヨシノ)が並び、桜の名所となっている。2006年(平成18年)には農林水産省による疏水百選に選ばれた。
【参考】フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』福岡堰
https://ja.wikipedia.org/wiki/福岡堰
投稿日時 2018-11-19 21:44:00
投稿:佐藤祐明