光る土木-構造美と誘導を兼ねた歩道橋の光-
台湾・高雄の歩道橋。
歩道橋を上部から照らす光は一切なく、両脇のエッジに連続する光が設けられている。線状の光を覆う鉄板はベンチにもなっている。この流れるような曲線状の光は、特徴的な歩道橋の形状と鉄骨構造を強調すると共に、径路の幅と行き先を明示する働きをする。特別なサインがなくても自然と誘導されていく。
視線に入る光が少なくなることで、周囲の景観や南国の夜空も見やすい。そして足元に配された光は、ベンチへ腰掛けて休憩することも促している。
照明デザイン:Rooster Lighting Co., Ltd.
http://www.roosterlighting.com/
投稿日時 2018-07-27 00:13:00
投稿:小林茂雄(東京都市大学)