首都圏の交通混雑を緩和する 東京外かく環状道路千葉県区間 ~葛飾大橋~

 東京外かく環状道路(通称:東京外かん)は、都心から半径約15kmのエリアを結ぶ延長約85kmの幹線道路で、3環状9放射ネットワークの一部です。首都圏の交通混雑の緩和や都市間の円滑な交通ネットワークの実現を目的としています。
 このうち千葉県区間は、松戸市小山から市川市高谷に至る延長約12.1kmの区間で、2018年6月2日に全線開通しました。

〇東京外かく環状道路(三郷南IC~高谷JCT)開通後の整備効果
・外環道経由への交通転換により都心の渋滞が改善
・国道298号沿線地区における交通環境が改善
<高速道路の交通状況>
・埼玉・千葉間(東北道⇔東関東道)の交通は都心を経由していたが、約8割の交通が外環道へ転換
・首都高JCTの4車線化(2箇所)の効果もあり、中央環状内側の首都高(中央環状含む)の渋滞損失時間が約3割減少
・埼玉と千葉が都心を経由せず繋がり、時間短縮を実現。バス会社では、同じ人数の運転士で4往復/日から6往復/日に増便できるようになるなど、生産性向上に寄与
<一般道の交通状況>
・市川・松戸市内の主要な一般道路の交通量が約1割減少し、渋滞損失が約2割減少
・市川松戸線の通過時間が最大で約4割短縮し、快適な走行が可能に
・市川市内の生活道路の急ブレーキ回数が約5割減少し、安全性が向上
【出典】:国土交通省ホームページを加工して作成
http://www.ktr.mlit.go.jp/syuto/syuto_index009.html
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000721792.pdf
【写真】平成30年5月12日に開催された東京外かん松戸IC開通プレイベントでの外かん葛飾大橋(投稿者が撮影)

投稿日時 2019-02-18 13:26:00

投稿:佐藤祐明