地下ニュートリノ観測装置:スーパーカミオカンデ#3

☆★地下ニュートリノ観測装置:スーパーカミオカンデ#3
 ニュートリノ観測装置スーパーカミオカンデは、岐阜県飛騨市神岡町 池の山頂上から1,000mの地下に建設された。構築された地下空洞は、直径39.3m、高さ41.4mの円筒形水タンクとして5万トンの超純水を蓄える。内壁には13000本の光電子増倍管が設置され、世界最大のニュートリノ観測装置として1996年に観測を開始した。
 スーパーカミオカンデでの一連の実験が梶田隆章教授のノーベル物理学賞(2015年)に発展し、日本中が湧きあがったことは記憶に新しい。そして、この巨大装置は、連綿と続く我が国の地下掘削技術や鉱山技術(特に、岩盤大空洞構築技術)が、大きく寄与したことは誠に誇らしいことである。

【神岡宇宙素粒子研究施設 公式HP】http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/

【関連報道サイト】http://www.mugendai-web.jp/archives/5524

【写真提供:東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設】

投稿日時 2020-02-13 18:51:00

投稿:吉川研究室(東京都市大学)