排砂機能を有する「出し平ダム」と西洋の城を思わせるフォルムの「新柳河原発電所」

出し平ダム(だしだいらダム)は、富山県黒部市の黒部川に建設されたダムである。
ダムは一般人が立入ることはできないが、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車から姿を見ることができる。
出し平ダムには排砂設備を整備され、貯水池に流入した土砂を排砂しダム機能を維持するため、堤体の左右両側に排砂設備を設置した。1991年12月に日本初の排砂実験、2001年6月からからは宇奈月ダムとの連携排砂を実施した。一方、排砂が原因で漁業被害が生じたとして、2002年12月に富山県の漁業者が損害賠償などを求め関西電力を提訴し、一審の富山地裁は、関西電力に対し原告に約2,700万円を支払うよう命じ、2011年4月5日に名古屋高裁で、原告・被告双方の間で和解が成立した。
関西電力新柳河原発電所は、宇奈月ダムのダム湖上に浮かぶ城をイメージして作られ、上流の出し平ダムから取水して、新柳河原発電所で発電している。
〇出し平ダムのダム諸元
ダム型式:重力式コンクリートダム
堤高:76.7m、堤頂長:136.0m、堤体積:203,000m3、総貯水容量9,010,000m3
事業主体:関西電力
新柳河原発電所(41,200kW)、音沢発電所(124,000kW)、出し平発電所(520kW)
施工業者:前田建設工業・西松建設・飛島建設・鴻池組
着手年/竣工年:1980年/1985年
【参考文献等】
出し平ダム:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/出し平ダム
出し平ダム[富山県]-ダム便覧-日本ダム協会
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=0881
【写真】平成30年8月投稿者が撮影

投稿日時 2018-12-22 20:07:00

投稿:佐藤祐明